「たてごと」でGemini APIを使う方法 ― 無料枠だけで課金されないための設定ガイド

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「たてごと」は標準でApple Intelligence(端末内・無料)を使いますが、現時点では日本語の文章表現力がまだ発展途上な面があります。もっと自然な文章にしたい方向けに、Gemini APIへの切り替えを用意しています。

「無料枠がある」とはいえ、API利用というと「気づいたら課金されていた」という不安を感じる方も多いと思います。この記事では、設定手順と、絶対に課金されないための注意点をあわせて解説します。

前提: 標準のApple Intelligenceの否定ではありません

Apple Intelligenceは追加設定なし・サブスクなしですぐ使えることが「たてごと」の強みの一つです。Gemini APIはあくまで「もっと自然な文章にしたい人向けのアップグレード」という位置づけで、標準機能に不満がなければ無理に設定する必要はありません。

Google AI StudioでAPIキーを取得する(無料・クレジットカード不要)

  1. Google AI Studio にアクセスし、Googleアカウントでログインする
  2. 「Get API Key」ボタンをクリック
  3. キー名とプロジェクトを選び、「Create Key」を押す
  4. 発行されたキーをコピーする

クレジットカードの登録は不要で、数分で完了します。

たてごとの設定画面でAPIキーを登録する

  1. たてごとの設定画面を開く
  2. AIプロバイダの一覧からGeminiを選ぶ
  3. コピーしたAPIキーを貼り付けて保存する

APIキーは端末のKeychainに保存され、アプリの外に送信されることはありません。設定が終われば、以降の生成はGeminiが使われるようになります(選択したAIが使えない場合はApple Intelligence→Claude→ChatGPT→Geminiの順で自動的にフォールバックします)。

無料枠はどこまで使える?

Gemini APIの無料枠は、Googleの請求先アカウント(Cloud Billing)をプロジェクトに紐付けていない状態であれば適用されます。無料枠には「1分あたりのリクエスト数(RPM)」「1日あたりのリクエスト数(RPD)」「1分あたりのトークン数(TPM)」という3種類の上限があり、モデルによって数値が異なります。目安として、軽量なFlash系モデルは1日あたり数百〜千リクエスト程度の枠が用意されていることが多いですが、上限はモデルの世代やGoogle側の方針変更で随時アップデートされるため、正確な数値はGoogle AI Studioの利用状況ページで自分のプロジェクトの現在値を確認するのが確実です。

「たてごと」はデフォルトでgemini-3.5-flashのような軽量モデルを使う設計なので、個人が縦読みメッセージを作る程度の利用であれば、無料枠の範囲に収まることがほとんどです。

絶対に課金されないための4つのポイント

1. Cloudの請求先アカウントを紐付けない ― これが最大の防御線

Google公式のドキュメントによれば、無料枠(Freeティア)には「使いすぎたら自動で課金される」仕組みは存在しません。課金が発生するのは、利用者が自分の意思でGoogle Cloudの請求先アカウントを設定・リンクした場合のみです。つまり、Google AI Studioでのキー発行時に請求先アカウントを紐付けなければ、原理的に課金される可能性はありません。心当たりのない請求が来る心配はしなくて大丈夫です。

2. 課金が始まる正確なタイミングを知っておく

「無料枠がある」と聞くと、使いすぎた瞬間に自動で課金が始まるようなイメージを持つ方もいますが、実際は違います。Google AI Studioでは、次の2つの操作を自分の意思で完了して初めて有料ティアに切り替わります。

  1. 「Set up billing」ボタンから支払い方法(クレジットカードなど)を登録し、Cloud請求先アカウントを紐付ける
  2. 最低10ドル分のクレジットを購入する(2026年時点の新規ユーザーはこの「プリペイ」方式がデフォルト)

この2つを終えるまでは、APIキーを何個発行しようと、生成を何回試そうと、課金対象にはなりません。逆にこの2つを完了した瞬間から、以降のAPI利用分がクレジット残高から数分以内に差し引かれていく仕組みに切り替わります。残高が0ドルになると追加購入するまでAPIの利用は自動的に停止するので、気づかないうちに高額請求が積み上がるという心配も基本的にありません。

本記事の手順(APIキーを取得してたてごとの設定画面に貼るだけ)には、この「Set up billing」の操作は一切出てきません。手順通りに進める分には、課金の入り口にすら触れないということです。

3. 上限に達したら、課金ではなく「エラー」になるだけ

無料枠のRPMやRPDの上限を超えると、レスポンスがエラー(429エラー)になり、そのリクエストが失敗するだけです。追加料金が発生するわけではありません。少し待つか、翌日になれば(RPDは太平洋時間の深夜にリセット)また使えるようになります。なお、400/500エラーで失敗したリクエストは(無料・有料を問わず)そもそも課金対象外というのがGoogleの公式な取り扱いです。

4. アプリ側の自動フォールバックで、失敗しても安心

万一Geminiの無料枠に達してエラーになっても、「たてごと」は他の利用可能なAIに自動で切り替わる設計になっています。生成が完全に止まってしまうことはありません。

まとめ

Gemini APIの設定は3分程度で終わり、クレジットカードの登録も不要です。請求先アカウントさえ紐付けなければ課金は発生しないので、安心して無料枠の範囲で「たてごと」の文章のクオリティを上げてみてください。

「たてごと」はApp Storeで無料でダウンロードできます。ぜひ試してみてください。

本記事の無料枠・料金体系に関する情報は2026年8月時点のものです。最新の内容はGemini API公式ドキュメントをご確認ください。

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