イヤホン 音楽

個人的な趣味による「フルワイヤレスイヤホン」おすすめの3機種

目次

はじめに

最近のスマホにはイヤホンジャックがない。

今でこそワイヤレスイヤホンが一般的だが、ここ最近の主流はやはり「フルワイヤレスイヤホン」だろう。

かつてから私は「Bragi The Dash Pro」を使ってきたが、いろいろな機種を試してみた結果、現時点でのお勧めは3機種に絞られてきたと思う。

あくまでも個人的趣味なので、誰にでも合うというわけではないが、これから購入する方にちょっとしたアドバイスになればと考えている。

AirPods Pro 01

1. Apple AirPods Pro

やはりダントツにお勧めなのは、Apple純正の「Airpods Pro」だ。

この写真では、Apple Store限定のincase社の専用ケースをつけている。ケースなしの方がよりコンパクトなのだが、ケースがないと滑りやすい。

このケースがあることで、ツルッといくことがなくなった。

AirPods Pro 02

従来型の「Airpods」は密閉型ではないゆえに、音が軽く聞こえてしまい、好みの音ではなかった。

しかも、私の耳には合わず、すぐに落ちてしまい使い物にならなかったことが大きい。

その点、この機種はインイヤータイプであることから、耳の形状にそれほど左右されずに装着することができる。

AirPods Pro 03

誰もがいうことだが、やはり驚くべきは「ノイズキャンセリング機能」が優秀であることだろう。

初めて装着したとき、起動音と共に「スッ」と雑音が消えたことに驚きを感じた。

このノイズキャンセリング機能があまりにも優秀であるため、外を歩いているときに音楽を聴いていると、本当にその他の音が聞こえなくなる(うっすら聞こえているのだが、音楽が流れているとかき消されてしまう)ので、ある意味「危険」ですらある。

購入して間もなく、装着して音楽を聴いている状態で踏切を渡る際に、信号音が聞こえず、遮断機が降りるのをみて慌てて渡ったこともあるくらいだ。

だったら「外音取り込みモードにすればいいじゃないか」という声も聞こえてきそうだが、確かに「外音取り込みモード」の優秀さを語る人も多い。

ノイズキャンセリングの状態から外音取り込みモードへの移行がスムーズで、音楽が途切れないという点は優秀だと感じるが、個人的にはこのモードにすると、外音が際立ち、音楽が遠くでなっているような感じがして、あまり好みではない。

ずっとAirpodsユーザを羨ましく感じていたのが、iPhoneやApple Watch等とのつながりがシームレスであること。

私の利用法は、朝の出勤時はRadikoでニッポン放送を聞き、帰宅時の乗り物に乗っている時は音楽、徒歩の10分間はPodcastという流れなのだが、RadikoとPodcastはApple Watchで操作している。音楽はその日の気分で色々と変えたいので、iPhoneで操作している。

乗り物から降りて、iPhoneを操作することなくApple WatchでPodcastを起動して聴くといったことが、非常にスムーズにできている。

一昔前だと、ペアリングしてあると思って音楽を再生したら、イヤホンではなくスマホ本体から音楽が流れた、ということもあったのだが、その心配はない。

電池の持ちもよく、小型で嵩張らない点も大きなメリットだが、いまだにLightning端子であるというところがマイナス。とはいえ、充電はワイヤレスで行えるので、その点もそれほど気にならない。

品薄でなかなか手に入らないようだが、まれに朝6時くらいにチェクすると、当日受け取りでの店舗での購入が可能な時があるので、早く欲しい人はまめにチェックしておいた方がいい。

2. ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless

ランキング方式というわけではないが、2番目にお勧めなのがゼンハイザーのこの機種。

Momentum 01

新製品として登場した時から気にはなっていたのだが、値段がだいぶ高いこともあり見送っていた。

最近になって値段もだいぶ落ち着き、他社の同等クラスの製品との乖離があまりなくなったので購入に踏み切った。

イヤホン本体もケースもAirpods Proよりも大きいが、耳のフィット感はとても良い。

イヤピースも交換でき、大きさの違うイヤピースが付属しているが、あえて私はSpinfitのCP100を使っている。

Momentum 02

コンプライへの交換も検討しているが、適切なサイズがMかLかで悩んでいるところ。意外と高いし。

この製品の音は、音質全体的に見ればこちらの方がいい音なのかもしれないが、全体的にフラットに感じる。

決して悪い音ではないのだが、これといった特徴がない。

ただし、コーデックの関係でAndroidスマホとペアリングしてハイレゾ音源を聴いてみると、繊細な音がとても綺麗に聞こえてくる。

派手目な音楽ではなく、弦楽四重奏とかバイオリンのみとかを再生すると、非常に心地よい。

Momentum 03

専用のアプリがあるので、音にこだわる人はイコライザーを操作して好みの音にするのだろうと思うが、私自身はまめに音の調整を行う方ではないので、なるべく素の状態で聴いていたい。

ケースから取り出すとすぐに接続するのもメリットなのだが、レビューを見ていると、そのためにバッテリーの持ちを犠牲にしているようだ。

実際に利用していなくても、だんだんとバッテリーの残容量は減っていくのがこうした機器の常ではあるが、この機種の場合その減り方がちょっと早いとのこと。

その点を気にしないならお勧めだと思う。

3. Sony WF-1000XM3

昨年、Airpods Proが発売になるまで、高音質のノイズキャンセリング機能月フルワイヤレスイヤホンといえば、ソニーのこの機種だった。

WF 01

Airpods Proが出た後は、やたらとこの機種との比較を行う記事や動画を見かけたが、大方の意見としては「音質はソニー、だが総合的な使い勝手を考えるとAirpods Pro」という結論が多かったように感じる。

この点は私も全く同意見で、特に低音域での聴き比べを行うと、明らかにソニーの方が迫力がある。

操作体系もわかりやすく、マナーとしてどうかという点はさておき、装着したまま「外音取り込み」の状態で会話を続けることも容易であった。

WF 02

ただし、Airpods Proと比べると、両モードの切り替えはスムーズさを感じないし、イヤホンもケースも少し大きめで、イヤホン本体が取り出しにくく、装着にもコツがいる(すぐに慣れるが)と、どちらか選べと言われると「Airpods Pro」を選択する。

このイヤホンにも専用アプリがあり、歩いているか止まっているかで、モード切り替えを自動的に行うこともできるが、止まっていても移動している状態、例えば電車で移動している時など、有効に切り替わらないこともあり、あまり便利さを感じない。

この機種についても、ゼンハイザーと同じくAndroidスマホとペアリングしてハイレゾ音源を聴くときにはとてもいい音を鳴らしてくれる。

ゼンハイザーと違って、Jpopやロック、ダンスミュージックなど、ちょっと派手目の音の方が似合うように感じる。

WF03

私は確認できていないが、この機種用のコンプライのイヤチップがあるようなので、よりフィット感を高めたい場合など、利用を考えてもいいかもしれない。

おわりに

色々と書いてきたが、上記の3機種ともお値段は高め。

今は5000円も出せば購入できるフルワイヤレスイヤホンが多数発売されており、ほとんど毎日のようにAmazonのセール品に何らかの機種が含まれている。

私自身も格安の機種を試したことがあるが、正直なところ音質的にも操作感的にもお勧めできるものは少ないのではないか。

1万円くらい出せるなら、Aviotなどから発売されている高音質のイヤホンを購入できるので、必ずしも上記3機種にこだわる必要はないと思う。

ただし今のAmazonのレビューは当てにならないことも多いので、Youtubeでのレビュー等も活用しながら、しっかり情報収集して機種を選んだ方がいい。

「安物買いの銭失い」とならないよう、充分に気を付けたい。

また上記のレビューであまり操作性について語っていないのは、自分自身がボリュームをはじめとする各種操作をApple Watchで行っていることが多いから。

イヤホン本体でボリュームの上げ下げができた方が便利なのだが、Apple Watchでも簡単に操作できるため、その点についてはあまり評価ポイントにはならなかった。

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