目次
スマホ何台持ってますか
「スマホ何台使ってますか?」
こう聞かれたら、多くの人が「1台に決まってるだろ!」と答えると思います。
普通2台以上のスマホを使い分ける必要性を感じていない人がほとんどですよね。
私は、ずっと以前からスマホを2台使い分けていました。
そのメリット、デメリットをお伝えしたいと思います。
2台を使い分けるメリットがないタイプ
まず確実に言えることは、使いたいギガ(要はデータ量)を増やしたい、という理由で、スマホを2台使うのは意味がありません。
今の大手キャリア、ドコモ、au、ソフトバンク共に、契約形態としてデータ量については、ほとんど無制限(に近い容量)かごく少ない容量か、の二択です。
両者を合わせて、データ容量を増やそうということはほとんど意味がありません。
たとえ意味があったとしても、2台のスマホについてデータ量を計測している必要があります。
iPhoneでは、Datamanというアプリがあります。あらかじめ、料金計算の締め日がいつか、契約しているデータ容量はどれくらいかを入力しておくと、現在の通信容量がどれくらいに達しているか、このままのペースで通信を続けていっても大丈夫なのかを表示してくれます。
2台のスマホで同じように通信データ容量を計測して使い分ける、そんなことはとても面倒で現実的ではありません。
データ通信容量を増やしたいなら、たとえばSoftbankであれば「ウルトラギガモンスター+」に契約してしまったほうが、はるかに気が楽です。金額はそれなりにかかります。
ですので、単に使いたい「ギガ(通信容量)」を増やしたいという理由で、複数のスマホを使い分けるのは無意味だと言えます。
2台を使い分けるメリットがあるタイプ
スマホを複数台利用するメリットがあるのは、たとえば「プライベート用」と「仕事用」とで、用途を分けて利用することです。
私は個人事業主ではありますが、プライベートで利用するスマホに仕事の依頼の電話がかかってくることはストレスになります。
ですので仕事用のスマホを別に用意しています。使う場面を限定する、これがスマホを複数使い分ける最も大きなメリットだと考えます。
ちなみに、私の場合は仕事用のスマホで音楽を聴いたり、動画を見たりしないので、データ通信容量は最低の契約をしています。
プライベート用は、上述の「ウルトラギガモンスター+」を契約しているので、Apple Musicにこそ対応していないものの、屋外でいろいろな音楽を聴きたいときは、Youtube Musicを利用するなどして、通信にかかるコストを抑えています。最も毎月50GBも利用するかと言えば、もともと無理な話なのですが、通信容量をほとんど気にしなくてもいい、というのはとても気が楽です。
もう一つの使い分けのメリットは、全く異なる機能を持つスマホを利用することです。
私のプライベート用スマホは、iPhone 11 Pro Maxで、iPad Pro 12.9inchのセルラーモデルとデータシェアをしています。
仕事用のスマホは、サムスンのGalaxy Note 10+で、契約しているデータ通信量は最低に抑えているものの、サブとしてGalaxy Foldを利用しています。
以前から、iPhoneとAndroidの使い分けをしていましたが、Noteが出てから使い方が明確に分かれました。
もともとガジェット付きなので、様々なOSを使う携帯電話を使ってきました。
Nokiaから出ていたSymbian OSでのスマートホンE90などは、今でも最強ではないかと思うくらい大好きな端末です。
Androidについても、最も初期の段階でGoogleから開発者向けに発売された機種を購入して試していたのですが、とても使いづらく、一般ユーザが使えるようなものではありませんでした。iPhoneに対抗できるようになるまで、相当時間をかけて改良していく必要があるのではないかと考えていました。
ところが最近のAndroid端末の出来が非常に優秀です。
CPu性能も遜色ありませんし、内臓RAM容量がハイエンドのAndroidスマホの方が多いようです。メモリ管理の方法が違うので一概に比較はできませんが、iPhoneを使い続けるメリットはあまり感じられません。
iPhoneを利用し続けるのは、Apple Watchを含めたApple製品のエコシステムによるメリットに過ぎず、ハイエンドの機種に関して言えば、個々の機器の性能や使い勝手だけを比較したとき、もはやAppleに秀でた面は無くなったとも考えます。
仕事で利用するNote 10+は、まさにそのノート機能を含め、仕事で使う機能として十分な機能を持ち、iPhoneでは実現できない使い勝手を実装しています。
最も使い勝手に感心したのは、ペンの使い方。
電源オフの状態から、本体内蔵のペンを取り出すとすぐにスマホの画面にメモができる。しかも手書き文字を後からテキスト変換もできるし、その精度も高い。
英語を含め、外国語のWebページを見ているときにペンを取り出すと、翻訳したい箇所を指定してリアルタイムで翻訳も可能。こんなことはiPhoneでは不可能です。
サブのGalaxy Foldは、「タブレットにもなるスマホ」ではなく、あくまでも「大画面になれるスマホ」としては優秀です。大きな画面でブラウズすることもできますし、3つの画面を同時に開いて作業することもできます。そんな機会は少ないものの、二つのアプリを同時に動かす場面はいくらでもあります。
ただし電話として使うにはあまりにも重く、今のところほとんどKindkeで読書するためのマシンとなっています。もちろん大画面を生かしたWebでの検索にも大活躍です。
スマホ2台を使い分ける賢い使い方
今からスマホを複数台使い分けようとするなら、メイン回線の契約状況をよく確認した上、格安SIMを検討してもいいかもしれません。
私の場合は、メインはSoftbank、サブは従来から使っていたDocomoということになっています。
今はどうかは確認していませんが、格安SIMはDocomo回線を利用することが多く、DocomoのSIMをMNPで移行しようとしても、同じDocomoのSIMと判定された移行できなかったという経験があります。
今は格安SIMをauにしたり、Softbankにしたりすることができるので、その点の自由度は高くなっているのかもしれません。
私も従来から使っていたDocomo回線でNote10+を利用しはじめ、さらにGalaxy Foldを使い始めたとき、格安SIMを検討したのですが、Docomoの契約体系を見直した結果、その必要はないと判断しました。というのもデータシェアを行う端末を追加する場合、従来の料金に1000円追加するだけで新しい端末でもデータシェアすることができるからです。
つまり私の場合は、サブスマホの電話契約もデータ容量も最低限、その最低限のデータ容量をFoldに割り振っている、という状態です。
基本的にサブ端末はデータ通信を行わないので、毎月1G以内に収まっています。
iPhoneはプライベート用、Android端末は仕事用と割り切っていても、最近は音楽配信サービスでハイレゾ音源を提供するところが出てきました。フルワイヤレスイヤフォンの性能も大幅にアップし、非常に心地よい音で音楽を楽しめる環境を構築できるようになりました。ただし現時点でベストな環境を構築するにはiPhoneで採用するCodecでは困難です。
私はAmazon Music HDの契約をしていますが、ハイレゾ環境をできるだけ満喫するためにはAndroid端末の方が優位です。
もちろん聴く音楽はあらかじめ端末にダウンロードしておきます。Kindleの本もWifi環境でダウンロードしておくので、屋外での通信容量を抑えることができます。
電話もこちらからかけるより、受けることの方が多いため、最低限の契約で十分収まっています。
プライベート用のSoftbankについては、「ウルトラギガモンスター+」のメリットを十分利用させてもらっています。
格安SIMを新たに契約するなら、Biglobe mobileを選択すると思います。
格安ながら、「エンタメフリーオプション」があり、Youtubeを含め複数の音楽サブスクの通信が料金に加算されません。これは格安SIMを選択する上で大きなメリットだと考えます。