DVD 映画

海外ドラマ「フリンジ」を見終わりました

海外ドラマを見るのも、趣味の一つなのですが、やっと今日「フリンジ」を見終わりました。

NewImage

「フリンジ」というのは、「非主流科学」のことで、従来の概念ではとても説明がつかないような怪奇な事件を天才科学者とFBIのチームで捜査、解決していく、というドラマです。

主人公は、FBIの女性捜査官である「オリビア・ダナム」と天才科学者の「ウォルター・ビショップ博士」。

博士はちょっと精神不安定なこともあり、長らく精神病院に入院していたところ、事件を解決するために必要と必要と判断したダナム捜査官により退院させられます。

退院にあたっては家族の同意が必要となったため、ウォルター博士の息子であるピーターが登場します。さらに、退院後の博士の面倒を見るアストリッド、ダナムの上司であるブロイルズ捜査官が主な登場人物となります。

ドラマの中で起きる怪事件は、ドラマ作成時に判明していた量子物理学や生物学などをネタにしたものも多く、そうした知識があるとより楽しめます。

シーズン1からファイナルとなるシーズン5まで作成され、それぞれメインとなるテーマは違っているのですが、全話に共通するテーマは「家族愛」。そのテーマは、最初から最後まで一切揺るぎないものになっています。

前の回に出てきた事件が、ずっと後の回のベースになっていたりして、なかなか良く出来た脚本だとも思います。

おそらくテレビで放送されていた時にCM前(後?)に表示される木の葉やカエルやリンゴなどのマークも、ファイナルシーズンで予想外の場所に登場します。最初からそこまで考えていたわけではないとは思いますが。

とにかく各俳優陣の演技が素晴らしい!

ビショップ博士役も、天才なのにちょっとした会話の中に奇妙は表情やセリフを織り交ぜたり、性格が全く違う別の世界のビショップを演じて見せたり。

何と言っても、主人公のオリビア・ダナム捜査官役のアナ・トーブが素晴らしい。

常にどこかに悲しみと苦しみを抱えている目。

どんなにハッピーな状況でも、その悲しい目は変わることがありません。

別世界のダナム捜査官は性格が真反対ですが、見事に演じ分けています。

恋をしているダナム、恋をしていない時のダナム。目や表情が全く違います。

これだけの演技力は、とにかく素晴らしいの一言。

早くから登場する「監視人」。

まさかファイナルシーズンで、彼が重要な役割を担っているとは思いませんでした。

一切笑わないブロイルズ捜査官が「ガハハ」と笑う回も印象的でした。それを冷たい視線で見るダナム捜査官も。

ちょい役だったはずの「アストリッド」が、シーズンが進むにつれ、ついに主役となる回が出てきたのも、よくできています。

特典映像を見ると、本人や他の役者からもその回は特別な回と位置付けられているようで、インタビュー映像を見ると「よかったね」と思えてしまいます。

「白いチューリップ」はところどころに出てきますが、涙もろくなった私は、おもわずウルウルしてしまいました。

ああ、そういえばビショップ博士と一緒に会社を興したもう一人の天才科学者を、あのレナード・ニモイ氏が演じています。

huluで見ることができますが、時期によってシーズン1と3、2と4のように見ることができるシーズンが変わったり、吹き替えか字幕の片方しか見ることができないこともあるようです。

個人的には、字幕がオススメです。オリビアやビショップの、生の声を聞いてほしい。

吹き替えで見た回もありますが、違和感を感じました。

昔懐かしき「Xファイル」と似たように感じる方もいるかもしれませんが、設定では同じ時期に活動していたようです。

今をときめくJ・J・エイブラムスも制作に加わっているこのドラマ。

改めて考えると「トンデモ台本」だとは思いますが、スジがぶれずに最後までひとっ走り。

役者の演技も見事。

ということで超オススメです。

 

Ad by Google

-DVD, 映画
-,

%d