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Macで使っていたSSDをWindowsで使うにはちょっと面倒

Macで使っていたSSDをWindowsマシンの起動ディスクに使うべく、作業を行いました。

最初はすぐに終わるだろうと考えていたのですが、いろいろとクリアしないといけないこともあり、ちょっと手間取りました。

まずはディスクの取付。

以前、こちらの記事にも書いたように、Windowsマシンには起動ディスクのキャッシュ用にCrucial AdrenalineというSSDがインストールされています。

まずはこれの取り外しをしないといけません。

専用ドライバのアンインストールを行うと、再起動を促されます。再起動するとシャットダウンにものすごく時間がかかるのですが、これはSSDに書き込まれたデータをHDDに転送している模様。

ここで私は大きなミスを犯してしまいました。

シャットダウン中にディスプレイが真っ暗になったので(その時はMacの画面を見ていたので、Windowsマシンのディスプレイを見ていなかった)、てっきり再起動されるものと思っていたら、いつまで経っても起動しない。

そこで、電源ボタン長押しでマシンを落としてしまいました(初心者か)。

再度電源を入れ直すと、アンインストールしたドライバのエラーメッセージが表示され、「不正なシャットダウンが行われた。ディスクデータを再構築中」というようなメッセージが表示され、16進数のカウンタの数字が徐々に大きくなっていく画面になっていました。

そうです。Windowsマシンのディスプレイが暗くなったのは、単に画面のスリープに入っただけで、まだシャットダウンの途中だったわけです。

カウンタの数字はどんどん増えていくものの、いつになったらWindowsが立ち上がるのかなあ、と不安な気持ちでしたが、なんとか20分くらいでWindowsが起動してくれました。

その後、こちらの記事を参考にしてWindows7のイメージバックアップを作成し、システム修復ディスクの作成を行いました。

システム修復ディスクは、単に起動すればいいだけのものなのでDVDではなくCD-Rで十分。

ここで再度シャットダウン。

ディスクの増設です。

3.5インチベイに取り付けるための金具にSSDを取り付け、スロットに差し込むと、Crucial Adrenalineの時と同じようにうまく刺さってくれません。

HDDを取り出して、コネクタの位置を確認すると、やはりずれています。

やむなくCrucial Adrenalineと同じようにマウンタ金具を使わず直刺し。

ディスクの増設が終わったら、先程作成した修復ディスクでWindowsを起動。

あとは先程の記事の続きを参照しながら、システムの転送を行いました。

その後いったんシャットダウンして、BIOS設定でSSDを優先するよう設定し、再起動。

これでうまくいくかと思いきや、なぜかSSDからシステムが起動しません。

おかしいなあと思って、Windowsのディスク管理ツールで見てみると、SSDドライブがまったくフォーマットされておらず、ディスクの頭の方に「EFIシステム」という領域が残っていることがわかりました。

この領域はWindowsの管理ツールでは削除できないので、こちらのページを参考にして、コマンドプロンプトでdiskpart

を起動して、手動で削除しました。

もうこれで大丈夫だろうと思い、SSDドライブをNTFSでフォーマットしたところ、一見うまくいったように見えて、すぐに見フォーマット状態に戻ってしまいます。

何度やってもNTFSでフォーマットができません。

さらにググってみると、こちらのページにたどり着きました。

先程のdiskpartで'clean'というコマンドを実行しないといけない模様。

これでやっとSSDドライブをWindowsで使える状態になりました。

今度はシステム修復ディスクではなく、「EaseUS Todo Backup」というツールを使いました。

これは、http://www.todo-backup.com/download/から落とせるツールです。シェアウェアのようですが、今回しか使わないので試用の状態のまま使用。

今までのCドライブをSSDにクローンで転送。

これで再起動すると、見事にWindowsがSSDから起動してくれました。

いままでもCrucial Adrenalineによるキャッシュのおかげで、それなりに起動は速かったのですが、さらに早くなった印象です。

あとはこちらのページを参照して、SSDドライブをAHCIモードで起動できるよう、レジストリとBIOSを設定。

これで完了です。

ずいぶん手間がかかりましたが、これでWindowsマシンも快適に利用できそうです(滅多に起動しないけど)。

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