Androidでも「青いバブル」!OpenBubblesでiMessageを完全再現

雑記

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Androidでも「青いバブル」を──OpenBubblesでiMessage環境を再現

iPhoneユーザーにとって、メッセージアプリの「青いバブル」は単なる色ではなく、スムーズで安全なiMessage体験の象徴です。しかし、Android端末にメッセージを送ると緑のバブルになってしまう──この現象に長年慣れない人も多いでしょう。
私もGalaxy Z Fold7を導入した際、AirDropの代替としてはBlipで解決できましたが、iMessageについては悩みの種でした。そんな中見つけたのが「OpenBubbles」です。Macを経由してAndroid上でiMessageを利用できるこのアプリは、LINEを避けたい私にとって救世主的な存在になりました。

OpenBubblesとは?

OpenBubblesは、Macを中継してAndroidデバイス上にiMessage環境を構築できるアプリです。MacのiMessageに届いたメッセージをAndroidに転送し、送信も可能にすることで、青いバブルでのやり取りを実現します。
完全クラウド型ではないため、Apple IDの認証情報を第三者サーバーに預ける必要がなく、セキュリティ面でも安心度が高い点が魅力です。

導入前に知っておきたいこと

  • MacとAndroid(今回はFold7)が必要
  • Apple IDでのiMessageログインが必須
  • Macは常時起動不要(定期的な同期で利用可能)
  • インターネット接続が安定していることが望ましい

補足として、AppleはiOS 18からRCSに公式対応していますが、RCSのメッセージは緑のバブル表示となり、iMessageの「青いバブル」を再現するには使えません。将来的にはE2EE対応RCS(Universal Profile 3.0)もサポート予定ですが、現時点で「青いバブル」を維持したままの通信を実現するには、OpenBubblesのような方法が唯一の選択肢です。

Macを持っていない場合は?

Macを所有していない場合でも、OpenBubblesを利用する方法はあります。それが「ホスティングサービス」の利用です。
これは、他のユーザーや業者が用意したMacをインターネット経由で借りて、自分のApple IDでiMessageを運用する仕組みです。月額費用が発生しますが、自分でMacを用意する必要がなく、導入のハードルは大幅に下がります。
ただし、Apple IDを第三者サーバーに登録することになるため、セキュリティ面やプライバシー面のリスクを十分理解し、信頼できるサービスを選ぶことが重要です。

セットアップ手順

  1. MacにOpenBubbles(公式GitHub)をダウンロードしてインストール
  2. MacでiMessageにApple IDでログイン
  3. OpenBubblesを起動し、Android側の接続設定を有効化
  4. Android端末(Fold7)にOpenBubblesクライアントアプリをインストール
  5. ペアリングコードを入力してMacとFold7を接続

実際の使い心地

送受信ともに遅延はほとんどなく、iPhoneでのiMessage体験とほぼ同じ感覚です。写真や動画の添付、スタンプ、既読機能も使えるので、見た目も操作感も「青いバブル」のまま。
インストール直後、試しに友人が私宛にiMessageを送ってくれたのですが、Fold側であっさり受信できてしまい、思わず「おお!」と声を上げるほど驚きました。正直、ここまで自然に動くとは思っていなかったので感動ものです。
Macを経由する仕組みなので、セキュリティ面でも安心感があり、LINEを使わずに家族や友人とスムーズにやり取りできます。

注意点

  • Macを経由するため、Macの電源が落ちている間は送受信ができません
  • Appleの仕様変更で将来的に利用できなくなる可能性があります
  • 非公式アプリのため、定期的にGitHubでアップデート状況を確認する必要があります

他の類似アプリとの比較

かつては「Androidでも青いバブルのまま送れる」と謳うBeeper Miniというアプリが存在しました。これはAndroidの電話番号を直接iMessageネットワークに接続させる仕組みで話題になりましたが、Appleが技術的にブロックしたため現在は利用できません。その点、OpenBubblesはMacを中継する方式で安定しており、現時点では最も現実的な選択肢です。

まとめ:Androidでも「青いバブル」の快適さを

OpenBubblesを導入すれば、Fold7とMacの組み合わせでiPhoneに匹敵するiMessage体験を実現できます。LINEを避けたい人や、AppleエコシステムとAndroidを両立させたい人にとって、現時点で最も実用的な解決策です。

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