大腸内視鏡検査を受けてきた!

大腸内視鏡検査を受ける前に

今回は、タイトル通り「大腸内視鏡検査」を受けてきたので、今後同じ検査を受ける方に参考になるかと思い、過程を記録することにした。

「胃カメラ」はやったことがあるけど、「大腸内視鏡検査」は未経験、という方は多いと思う。

私自身は胃カメラの経験はないのだが、おそらくは「大腸」と比べると事前の準備に大きく違いがあると思う。

「胃カメラ」はあくまでも「胃」の様子を調べるので、胃の内容物が入っていなければ診察可能だ。

「大腸」になると、「消化」の最後の段階にあるものを取り除かないといけないので、とにかく体内に残っているものを全て出すことが前提。

さらに、詳しく聞いたわけではないのだが、いわゆる「宿便」のようなものが大腸に残っていたりするのも診察の邪魔になる。

なるべくそういった残留物を全て出しておきたい、ということで検査前日(場合によってはその前から)の準備が必要となる。

空腹との戦い

検査機関によって手順は変わってくると思うが、私が受診した病院では、検査前日に指定された食事を摂るように指示される。

それがこれだ。

一日3食分のレトルトパックになっていて、このセット以外に別の種類もあるようだ。

だいたい想像がつくと思うが、普段食べている食事と比べて「量」が圧倒的に足りない。

朝も昼も「粥」。

夜は「クリームシチュー」と「クラッカー」だが、とても満足できる量ではない。

もちろん腸内に消化物の残りを残してはいけない前提なのでやむを得ないのだが、仕事をしながらこの食事をとる、というのは、難しいかもしれない。

後述するが、下剤の問題もあり私は前日も休暇を取った。

空腹は、「昼寝」をすることでなんとかスルーした。

ちなみに、「粥」や「シチュー」は電子レンジを使った方が調理時間は短くなる。

しかし、温まっていないレトルト食品は袋から出すのは非常に難儀する。

多少の時間がかかっても、「袋のまま沸騰した湯に入れる」方法をお勧めする。

下剤との戦い

おそらく「大腸内視鏡検査」で一番辛いのは「下剤」だろう。

私の場合は、前述の「専用食品」を20時までに食べ終わり、21時に下の下剤を飲むように指示された。

この薬を180ccの水に溶かして飲めという。

一緒に普通の紙コップがついていたのだが、この薬の粉の量は半端なく多い。

普通の紙コップの約半分くらいまで、粉で埋まる。

そこに水を入れて180ccと言われても、スプーンでかき混ぜてできたものが、「薄いバリウム」のようなもの。

味的には飲みにくいものではなかった。

21時に、コップ一杯のこの薬を約15分かけて飲んだのだが、効いてきたのが23時頃。

お腹がゴロゴロいいだして、24時をちょっと過ぎるまで3〜4回トイレに行くことになった。効き始める頃に軽い腹痛を感じるようなタイプの薬だ。

眠くなったが、寝ている間に急に便意を感じるのが嫌だったので、とりあえずお腹が落ち着くのを待って就寝した。

最強下剤との戦い

下剤との戦いは続く。

検査当日は、朝から何も食べてはいけない。

検査時間に合わせて、下の下剤を飲む。

袋にはこのような注意書きがある。

これが「大腸内視鏡検査」の大物である「モビプレップ」だ。

大きめのパックで、中に2つに分けられた粉が入っている。

この袋の中に2リットルの水を入れて、その二つの粉を混ぜ合わせることで、最強下剤が完成する。

医者からもらった注意書きには、最初の一杯はゆっくり飲んで、アレルギー症状が出ないかを確かめるため、10分はそのまま待つこと、と書いてあった。

味は、しょっぱい「ポカリスウェット」。

調べたわけではないが、おそらくは浸透圧の関係で、腸内に残った便を洗い流してくれる効果をもたらすものと考えている。

この下剤をゆっくりと時間をかけて飲んでいく。

目安としては1リットル飲んだところで、便がほとんど透明な水だけになる。

作用機序からして「脱水症状」を起こすことがあるので、薬だけではなく水を十分に飲む必要がある。

指示書では、診察時間から逆算して10時から飲み始めるようにとなっていたが、それよりも早く8時45分くらいから飲み始めた。

前日の下剤の効果のせいか、飲み始めて比較的短時間に便意を感じ始め、12時くらいまでに7〜8回トイレに行ったと思う。

ここではウォシュレットに感謝、であるが、9時から12時くらいまでがまさに「地獄」。というと大げさだが、非常に辛い時間帯であった。

12時を過ぎた頃には、お腹も落ち着き、本を読んでいたのだが、水をコップ一杯飲んだところ、飲んでから30分くらいしたらまた便意。

この水分補給タイミングも難しい。

病院まで遠い

今回検査を行う病院は自宅から約1時間の距離にあり、その間にバスや電車を使うことから、「途中で急に便意を感じたらどうしよう」という不安があった。

それゆえ、指示書よりも早めの時間に飲み始め、自宅を出る時間の1時間半以上までに便意を押さえておきたかった。

多少はお腹はゴロゴロするものの、下剤の効果が残っているのか、空腹のためなのか、自分で判断がつかない。

なんとか便意を感じることなく病院に到着することができた。

もともとお腹にガスが溜まりやすく、下痢症でもあったのでこうした不安を持っていたが、そうでない人なら上記の下剤を飲むことで「全てを出し切っている」状態にあるはずなので、多少の移動は問題ないと思う。

病院での検査の流れ

病院に着いたら、まずは着替え。

基本的に身につけているものを全て脱いで、病院支給の上着(バスローブの丈が短いようなもの)とお尻部分に穴が空いた「紙パンツ」に履き替える。

あとは順番を待つだけなのだが、私の前に検査されていた人の腸内に「ポリープ」が多数見つかったらしく、結構な時間待つことになった。

やっと順番が回ってきたら、「鎮静剤」の点滴開始。

血圧を測った後で、診察台に横になって検査開始。

内視鏡を入れる前に、指で肛門付近に局部麻酔らしき軟膏を塗り、肛門を「ガッ」と広げられるので、その覚悟を。

鎮痛剤があるおかげなのか、検査されている最中は全く痛みも違和感も感じない。

幸い、私の腸内はきれいなもので、ポリープ一つなかったので、順調に終了した。

しかしここで問題が。

検査前からの点滴で鎮静剤を打っていたのだが、予想以上に効いてしまったため、検査が終わっても頭がフラフラで、支えがないと起き上がることも難しい。

検査結果を聞いた後で、横のベッドでしばらく横になり、生理食塩水の点滴を受けることになった。

10分くらいでだいぶ回復したのだが、帰る足取りは重く、電車とバスを乗り継いて、さらに歩くのは困難と判断し、タクシーで帰宅。

空腹の極みだったので、あれこれ食べたいものもあったのだが、胃も腸も空っぽな状態のところに、あまり刺激が強すぎるものを食べないように言われたため、おかゆとトンカツ、サラダを食す(この組み合わせは大丈夫なのか?)。

とりあえずの結論

病院にもよるだろうが、大腸検査の場合は前日からの準備が必要になるので、日程を考えるときはそのことを考慮しておいたほうがいいだろう。

また下剤をたっぷり飲むことになるので、脱水症状になることがないよう、水分補給は適度に行うようにしよう。

鎮痛剤を使わない場合、どのくらい痛みを感じるのか不明だが、使用した場合は検査終了後もふらつくことを前提に行動しよう。

私は幸い該当しなかったが、組織の一部やポリープ切除を行なった場合は、ある意味「手術」を行なったのと同じことなので、辛いものやアルコール、コーヒー等は5〜7日は控えるようにしよう。

切除を行わない場合でも、いきなり大食いしたり、刺激が強いものを食べるのは避けよう。

ちなみに、「大腸内視鏡検査」をこれから受ける立場の方には大変参考になる動画があるので紹介しておく。

最初のは、受けた後のまとめ、次は受ける前のライブ配信、その次は受けた後のライブ配信。ライブ配信は長尺なので適当に早送りしながら見た方がいいが、前日に見ることで結構参考になることが多かった。