退屈な日々

退屈なれど、物欲強し

映画

「スポットライト 世紀のスクープ」を観てきました

投稿日:2016年5月2日 更新日:

今年のアカデミー作品賞を受賞したことでも話題になった「スポットライト 世紀のスクープ」を観てきました。

NewImage

アメリカ合衆国のボストンで、カトリック教会の聖職者によって児童に対する性的虐待が行われており、その事実を教会の上層部が知っていたにもかかわらず、問題の発覚を恐れて、当該聖職者を別の地域に異動させるなどしたため、かえって被害が広がってしまったことを、現地の地方紙であるボストン・グローブ紙がスクープした実話を映画化したものです。

キリスト教社会であるアメリカ合衆国でこのような事件が起きたことは、アメリカ社会で大きな衝撃を与えたことは想像に難くありません。

宗教に寛容な日本人からすると、アメリカやそれ以降に発覚するその他のキリスト教国での衝撃を同じように感じることは難しいかもしれません。

「この作品がアカデミー作品賞?」という意見も一部にはあるようですが、現地での評価と日本人が考える評価とは自ずと違ってくると思います。

この事件への対応を批判された当時の教皇ベネディクト16世が辞任に追い込まれますが、自らの意思によって教皇を辞任するのは、なんと598年ぶりとのこと。

事件の衝撃がよくわかります。

この地方紙によって虐待の事実が暴かれた司祭は、その後収監されたものの、なんと他の受刑者による暴行で死亡しています。地元の人々の怒りは相当なものだったんでしょうね。

作品の最後に、今回の作品で取り上げられた事件後に発覚した聖職者による虐待があった教会は、世界的規模で広がっていることも判明していて、調べてみると地位を追われた聖職者の一部は発展途上国に赴任して同様の事件を起こしている例もあるようです。

結構根深い問題なのですね。

万人受けする作品ではないかもしれませんが、報道のあり方を考える上でも見てよかったと思える作品です。

ad by Google

ad by Google

-映画

執筆者:


コメントを残す

関連記事

no image

「ヒアアフター」すばらしい作品でした

iTunesでレンタルした「ヒアアフター」。 本当は映画館で見る予定でした。ところが3月11日の震災で上映中止となってしまい、見に行くことができなくなってしまいました。 この作品は、監督がクリント・イ …

no image

スカイフォールを観に行きました

ただいま興行収入第1位の快進撃を続ける「スカイフォール」を観に行ってきました。 もうこのシリーズが作られるようになってから50年経つのですね。 第何作目だったか忘れましたが、観に行ったら観客のほとんど …

海外ドラマ「フリンジ」を見終わりました

海外ドラマを見るのも、趣味の一つなのですが、やっと今日「フリンジ」を見終わりました。 「フリンジ」というのは、「非主流科学」のことで、従来の概念ではとても説明がつかないような怪奇な事件を天才科学者とF …

「ドクター・ストレンジ」を観てきました

本当は公開初日に観に行きたかった映画「ドクターストレンジ」を観てきました。 なかなかの映像で、今の特撮はこんなことまでできるのかと思わせる作品でした。 あらすじとしては、タカビーの脳外科医が事故で両手 …

「ゴジラ」を観に行きました

最近(とは言ってもちょっと前か)話題の、ハリウッド版ゴジラを観に行きました。 もっと早く観に行きたかったのですが、結果として昨日となってしまいました。 友人からは、「大スクリーンで観たほうがいい」とい …

カレンダー

2017年8月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

アーカイブ

Last.fm