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マタンゴ三輪車

あまりご存じない方も多いかと思いますが、かつて日本で特撮映画がブームだった頃に制作された映画に「マタンゴ」という作品があります。

「ヨットで海に繰り出した7人の若い男女が遭難し、無人島に漂着。そこには不気味なキノコ以外に食料はまったくなく、やがてそれを食べた者はキノコ人間=マタンゴと化していく。」

というストーリーなのですが、これがまた不気味な映画なんです。

どこかの病院(昔のイメージの精神病院?)の薄暗い病室で、自分の身に起きた出来事を淡々と語り出す出だしから、不気味なんですが、次々と仲間がキノコを食べてマタンゴと化してしまったその姿。不気味以外の何者でもありません。

この頃は多数の特撮映画が作成されましたが、この「マタンゴ」って、いったいどんな観客を想定して作られたのか、まったくわからないんですよね。子どもにとっては衝撃的すぎます。現に私はこの映像がトラウマになって、あまりキノコを食べません。

「特撮もの」といえば怪獣映画が多かったわけで、大人向きともいえるのかどうか疑問です。

でも何となくこの作品が好きで、DVD化されていることを知ったときは、とても欲しくなったのですが、なぜかAmazonでも品切れ状態が続いていました。オークションで、新品が原価割れしているのを見つけ、なんとか手に入れることができました(先日、吉祥寺のヨドバシカメラのDVDコーナーで、ふつうに並べられているのを見たときは驚きました。ヨドバシカメラ恐るべしです)。

マタンゴ
久保明
東宝ビデオ
2003-12-25
定価 ¥ 5,040
おすすめ平均:
オールウェイズベスト。
増殖する恐怖
あくまで個人的意見ですが・・・
powerd by Amazon360

でも何よりも驚いたのが、オークションでDVDを探しているとき見つけた「マタンゴ三輪車」。

あの有名なブルマァクのおもちゃなのですが、映画「マタンゴ」に登場するキノコのお化け「マタンゴ」が、なぜか三輪車に乗っているおもちゃです。ゼンマイで動かすこともできます。

映画の制作対象ターゲットも不明なのに、そのマタンゴを三輪車に乗せてどうするっ!?と、突っ込みを入れたくなります。

もしおじいちゃんが小さな孫に、「さあおもちゃを買ってきてあげたよ」といって、この「マタンゴ三輪車」を見せてあげても、「わーい、マタンゴが三輪車に乗ってる!かわいいなあ」なんてことには、絶対になりません。

逆にお母さんから、「おじいちゃんはもう何も買ってきてくれなくてけっこうです」とでもいわれてしまうかも知れません。

このどんな客層を考えているのかまったく意味不明の存在「マタンゴ三輪車」。

このバカバカしさは賞賛ものです。

で、やっと手に入れました。

実際に見てみると、ホントになんともいいようのない不思議な感覚です。

いったいどれくらいの数売れたのでしょうか。

けっこうマニアはいるもので、オークションでもずっと高値だったんですが、なんとか安価で購入できました。

大事に取っておきたいと思います。